検索エンジンで上位を目指すために覚えておきたいこと

ホームページをせっかく作ったのに、検索結果に出てこなかったり、想定していた検索ワードで上位に表示されないときはないでしょうか。検索順位を上げるためには、いくつかポイントがあります。このコラムでは検索エンジンで上位を目指すために覚えておきたいことをご紹介します。

Googleの評価基準を理解する

世界の検索エンジンにおけるGoogleのシェア率は約9割(2021年11月現在)です。検索順位を上げるためにまずは、Googleの仕組みを理解しなければなりません。Googleの検索エンジンはどういったことを基準として検索結果を決めているのでしょうか。

Googleの評価基準について

検索エンジンの検索結果は、Googleの検索アルゴリズムに基づいてランキングされています。検索アルゴリズムは公開されていませんが、Googleの検索品質評価ガイドラインという一般公開された資料から、評価基準を知ることができます。

General Guidelines(検索品質評価ガイドライン:英語のみ)https://static.googleusercontent.com/media/guidelines.raterhub.com/ja//searchqualityevaluatorguidelines.pdf

この検索品質評価ガイドラインは、英語のみの資料となっています。またGoogleの外部の評価者がサイトを評価するための資料となるため、高度な内容になっています。

しかしこの内容の要点を理解し、ホームページへ反映すれば、Googleの評価基準を満たしたものが出来上がるといえます。

検索結果を決める主な要因

Googleの検索アルゴリズムは公開されていませんが、検索結果を決める主な要因は5つ一般公開されています。その内容について解説します。

検索アルゴリズムの仕組み:https://www.google.com/search/howsearchworks/how-search-works/

検索意図を把握する

検索意図とは、ユーザーがなぜそのキーワード(検索クエリ)で検索するのか、という理由です。ユーザーの検索意図までを考えたホームページが評価されます。

ウェブページの関連性

検索クエリと、表示される検索結果の関連性です。どういった検索結果であればユーザーが満足するか(問題が解決する)が考えられた検索結果となっています。検索クエリがホームページ内のタイトルや本文に入っていれば、1つの判断基準となります。

コンテンツの品質

これはホームページに掲載されている内容について、高品質なクオリティを維持できているかです。内容が最新かどうか、検索クエリに関連するキーワードが含まれているかなどポイントがあります。さらに、この品質の部分には「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」といったE-A-Tと言われる事を考慮する必要があります。

Expertise(専門性)

コンビニエンスストアのように何でもかんでも情報を扱っているWEBサイトなのか、専門店のように特化した情報を扱っているWEBサイトなのかによってGoogleの評価は変わります。もちろん専門性のある情報の方が評価はされやすくなります。自社のWEBサイトで実践する場合、ブログなどは雑記にするのではなく、自社の業種・製品・サービスの事を中心とした情報発信を行うことで専門性を高める事ができます。

Authoritativeness(権威性)

権威性とは「誰が言っているか」という指標です。初対面でどこの馬の骨かわからない人が言う言葉と、メディアに沢山出演し書籍も沢山出している有名大学の教授が言う言葉では、受け手の印象が異なります。コンテンツに著者名を記載し著者プロフィール等も充実さえる事が重要です。

Trustworthiness(信頼性)

信頼性は閲覧者にとって信用できる情報/サイト/運営者かという指標です。権威性で著者を紹介する事は信頼性の向上にも繋がります。また、自社のコンテンツに記載されている内容は、信頼できる情報でエビデンスがある事を紹介することも信頼性向上となります。

ユーザビリティ

ユーザビリティとは使いやすさを表します。ユーザーはホームページを閲覧するときにパソコンやスマホなど様々なデバイスを使いますが、それぞれに合った見やすいサイトになっているか、またサイトスピードや読み込み速度など、ユーザーがストレスなくホームページを見れるかどうかがポイントとなっています。

文脈の考慮

Googleの検索結果は、ユーザーの国や地域、前に検索した内容によって、カスタマイズされた検索結果が表示されるようになっています。ユーザーの興味関心に沿って、検索結果が変わるようになっています。

検索キーワードは欲張りすぎない

Googleの評価基準が分かったところで、ホームページはどのように制作したらいいでしょうか。

ホームページのテーマを決める

ホームページがGoogleに良い評価を得るために、どういった対策ができるでしょうか。

Googleの評価基準にもあったように、ホームページはユーザーの検索クエリに対してその内容を掲載しておかなければ、上位に表示されることは難しいとされています。
そのためユーザーがどういった情報を求めているか考えて、その内容を分かりやすくコンテンツに落とし込む必要があります。

そのためにホームページのテーマを1つに決めることも重要です。
どんな情報も掲載しているホームページよりも、1つのテーマに対して豊富な情報量と高いクオリティを持ったホームページのほうが、ユーザーにとってはメリットがあります。

ホームページでユーザーからの信頼を得るためには、幅広い知識が得られるサイトよりも、特定のテーマに対して信憑性のある、安全なホームページが好まれます。

検索キーワードは2~3つまでに設定する

どんな検索キーワードでも検索エンジンで上位に表示されたい、と欲張ってしまうと先ほどご説明したように、ユーザーから信頼してもらえるホームページにはなりません。様々な情報が掲載されていてテーマが定まらず、結果何を伝えたいかがブレてしまい、Googleから良い評価が得られないからです。

欲張らずに、主要な検索キーワードは2~3つまでに絞って、その内容について深く掘り下げたコンテンツを用意してください。

日々の更新管理・メンテナンスをする

ホームページを運営する上ではやはり日々の管理が欠かせません。一度完璧なホームページを制作したとしても、日々情報は更新され、ユーザーが求めていることも変化するからです。

常に最新の情報をホームページに掲載する

ホームページを運営する上での基本ではありますが、一番大切なことは新しい情報を発信することです。何か新しい情報があった場合、電話やメールでは全ての人に届けることは不可能です。

取引先だけではなく、これから取引先となるかもしれない会社、少しですが興味を持ってくれている会社にも情報を届けるために、ぜひホームページをフル活用してください。

新しい情報があった際にすぐにホームページを更新できるように、新着情報というコンテンツを作っておきます。そこから写真や資料を掲載したり、新商品が出た場合には、製品ページへリンクをつなげるなど、様々な工夫ができます。

評価基準に合っているかチェック

更新コンテンツとして、施工事例やブログなどを設置している場合、日々更新しているといつのまにかテーマとずれた投稿をしていたり、ユーザーの検索意図とは違ったコンテンツになっていることがあります。特にホームページ担当者が少数の場合には、お互いにチェックすることが無ければ、ついつい更新することが目的となってしまうケースもあります。

更新はしているけど中々成果につながらない場合には、定期的にGoogleの評価基準を満たしたホームページとなっているのか、チェックすることが大切です。

まとめ

自分たちの伝えたい情報を掲載しただけのホームページでは、Googleの評価基準を満たすことはできず、検索エンジンで上位表示することができません。

ユーザーの検索意図を考えたホームページのコンテンツと、見やすく分かりやすい表示、また高品質な内容など、様々な要素が合わさった評価基準をクリアしたホームページを制作する必要があります。

また検索エンジンで上位表示を目指すためには、ホームページのテーマは1つに絞り、よりオリジナル性の高いサイト制作を行います。情報をたくさん掲載しようとすると、テーマからずれて検索クエリとホームページの内容が合わなくなる可能性があります。

常に最新の情報を更新することも大切ですが、ユーザーファーストで考え、ユーザーにとって有益なホームページであるかのチェックも同時に行うことで、Googleの評価基準を満たしたホームページへと成長します。

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