「当サイトではCookieを使用します」これって同意して大丈夫?
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目次
何か調べ物をしていてサイトを開いた瞬間、画面の上下などににふわっと現れる怪しげなボタン。
「当サイトではCookie(クッキー)を使用します」(※画像は例です)

なんだか美味しそうな名前ですね。でも当然、お菓子の話ではないんです。
せっかく見ようとした記事が隠れてしまって、「邪魔だな……」と感じることもあれば、「もしかしてウイルス?」と戸惑ってしまった人は少なくないはず。
なんなら、このせいでそっとページを閉じた経験がある人もいるのではないでしょうか。
普段これをなんとなくで「同意」や「拒否」を選択しているかもしれませんが、実はこのCookie、最近始まったものではなく、私たちが以前からサイトで使ってきた様々な機能に深く関わっているものなのです。
この記事ではそんなCookieについて、許可するべきなのか、もししない場合はどうなるのか?など、分かりやすくご紹介します。
Cookieとの賢い付き合い方を一緒に学んでいきましょう。
Cookieとは、簡単に言うと「あなた専用の小さなメモ帳」

Cookie(クッキー)とは、簡単に言うと「サイトとあなたの端末の間でやり取りされる、小さなメモ書き」のことです。
例えば、ログインが必要なサイトで「数日前に一度ログインしたからか、今回は入力を求められなかったな」という経験はありませんか?
もしくはショッピングサイトで、商品をカートに入れたまま一度離れたけれど、数日後に見たらカートの中に商品がそのまま残っていた、というような経験です。
実はあなたがそのサイトで行ったことを、サイト側が小さなテキストデータにメモしており、これがCookieと呼ばれている機能なんです。
仕組みはとてもシンプル。
あなたがサイトを訪れたとき、そのサイトがあなたのブラウザ(ChromeやEdge、Safariなど)に対して、「この人はAさんで、さっきこの商品をカゴに入れていました」といった情報を、小さなファイルとしてあなたのスマホやパソコンの中に保存させます。
次に同じサイトを開いたとき、保存しておいたそのメモをサイトに見せることで、「あ、前回訪れたAさんですね」とログインを省いたりスムーズに案内してくれる仕組みなんです。
このやり取りによって、私たちは何度も同じ情報を入力する手間を省き、自分専用にカスタマイズされたサービスを受けることができています。
Cookieを許可しても大丈夫なのか?
さて、ここからが本題です。
便利なサービスなら、Cookieは許可してもいいのかどうか。
多くの方が最も懸念するのは「セキュリティ上の安全性」でしょう。
結論から申し上げると、基本的には許可しても大丈夫です。
Cookieに保存される情報の多くは「識別番号」で、Cookie単体で個人情報が特定できるわけではありません。
ですが、Cookieに保存された行動履歴などを積み重ねていくと、結果として個人を特定するヒントになってしまう可能性はあります。
そのため、インターネットカフェなどの自分以外の人も使う共用デバイスで閲覧する場合は、注意が必要です。
また、明らかに不自然なサイトなどあなたが「怪しいな?」と感じたのなら、そのサイトでは許可するべきではありません。
そういったサイトはCookieに情報が保存されてしまう前に、すぐにページを閉じるのが無難です。
同意しない(拒否する)場合はどうなる?
ここまで読んで「なんとなく怖いから、全部拒否しておこう」と思った方もいるでしょう。
同意するかしないかは個人の自由ですが、拒否してしまうとサイトによっては、操作面で非常にストレスを感じることも……。
毎回ログイン情報の入力が必要になる
以前ログインしていたことがある、という情報を保存することができないため、ページを移動するたび、あるいはブラウザを立ち上げるたびに、IDとパスワードの再入力を求められるようになります。
買い物カゴが空っぽに
いいなと思ってカゴに入れた商品が、ページを読み込みなおしたり、移動したりすると消えてしまうことにも繋がります。
このようなショッピング系のサイトでは、購入画面までたどり着けないという可能性もあります。
自分に関係ない広告ばかりが届く
ネットで服を見ていたら、全然違うサイトでそのブランドの広告が流れてきたりしませんか?
あれもCookieが関係していて、あなたの好みに合った広告を表示させやすくしています。
ちなみにCookieを拒否しても、広告自体が消えるわけではありません。
逆にあなたの興味が伝わらなくなるため、全く興味のない広告ばかりが表示されることになります。
サイトの機能が一部使えなくなる
ショッピングサイトなどもそうですが、Cookieを使うことを前提に作られているサイトなどもかなり多く存在しています。
完全に拒否すると画像が表示されなかったり、決済ボタンが反応しなかったりといった不具合が生じる場合があります。
なぜに急に「同意」を求められるようになったのか
Cookie自体は昔からありましたが、今ほど執拗に同意を求められてはいませんでした。
それがいきなり「同意」を迫る形に変わったのは、個人情報保護のルールが厳格化されたためです。
2022年に日本の「個人情報保護法」が改正されました。
そこで「データを受け取った側が、手持ちの情報と照らし合わせて『あ、これはAさんのデータだ』と個人を特定できる情報」は、事前に本人の許可を取ることが義務付けられました。
これにより、企業は「何のためにデータを使うのか」を説明し、ユーザーが拒否できる仕組みを作ることが求められるようになりました。
「バナーを出すこと」が目的ではなく、「ユーザーに正しく情報を伝えること」が目的なので、必ずしもあの「同意バナー」が必須になったというわけではありません。
『企業がデータを何に使っているかを隠さず説明すること』を提示していることが重要です。
当サイトにバナーは置いていませんが、プライバシーポリシーにてCookieの利用目的や拒否の方法などを詳しく記載し、透明性を確保しています。
海外向けのサイトであればさらに厳しいルールが適用される
もしこれがヨーロッパ圏の方をメインターゲットとしているサイトである場合は、さらにルールが厳格です。
EUにはGDPR(EU一般データ保護規則)という「世界で一番厳しい個人情報のルール」と言われる法令が定められています。
その内容は「個人のデータ(名前、メールアドレス、ネット上の足跡など)は、その人自身のものであり、他人が勝手に扱ってはいけない」というものであり、Cookieも個人のデータに含まれます。
この法令は、EU域内にその拠点があるかに関わらず、EU居住者の個人データを収集・処理する全ての事業者が対象です。
そのため、日本で作った日本の観光地を紹介するサイトでも、EU居住者の方をターゲットに含むサイトならばGDPRの適応対象となります。
守らなければ、高額の罰金を科されるリスクがあるため、海外向けのサイトでは特に注意が必要です。
まとめ:Cookieと賢く付き合うために

Cookieは決して私たちの情報を盗み出すような恐ろしい存在ではなく、むしろ現代の複雑なWebサービスを快適に使いこなすための機能です。
かつては裏側で自動的に行われていた情報のやり取りが、今こうして私たちの目の前に「同意するかどうか」という形で現れるようになったのは、それだけ社会がプライバシーを大切に考えるようになった証でもあります。
もちろん、どのサイトに対しても無防備に全てを許可する必要はありません。
大切なのは、クッキーを一律に「怖いもの」として遠ざけることではなく、その仕組みを正しく理解した上で、自分なりの「付き合い方の基準」を持つことです。
「このサイトは信頼できるから利便性を優先しよう」「初めてのサイトだから一旦様子を見よう」と、自分なりに判断できる知識を持ち、賢く、そして心地よく活用しながら、豊かなデジタルライフを歩んでいきましょう。
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