WEBコンサルティングとは?その特徴や戦略について
ホームページから今よりも反響が欲しいと考えているWEB担当者の方は多いと思います。もっとアクセスを伸ばしたい、こんなコンテンツも取り入れたいなど、色々な悩みを抱えながら日々運用しているのではないでしょうか?
WEBコンサルティングは、WEBの取組みが企業の売上向上に結びつくように戦略を考え実践のサポートをすることです。このコラムでは、WEBコンサルティングの特徴や戦略をご紹介します。
目次
WEBコンサルティングとは
まずはWEBコンサルティングの基本からご説明します。似ているWEB関連のサービスにはWEBマーケティングがありますが、その違いを明らかにした上で、WEBコンサルティングの必要性やその業務を担当するWEBコンサルタントについて解説いたします。
WEBマーケティングとの違い
ホームページから集客したい、売上につなげたいと考えている企業の担当者は、WEBマーケティングやWEBコンサルティングという言葉はよく耳にするのではないでしょうか。
ホームページを日々運営していると、アクセスを増やすためにWEBマーケティングを考えたい、と思っている方やWEBコンサルティングを依頼して会社の売上を伸ばしたい、といったお悩みがあります。
そこでまずWEBマーケティングとWEBコンサルティングの違いを整理しておきます。
WEBマーケティングとは
まずWEBマーケティングとは、WEBを中心として集客する活動のことをいいます。SEOやリスティング広告などを使って、WEBにアクセスを集めて、コンテンツを充実させることによって、お問い合わせの増加や商品の購入などを促します。
またアクセス解析やWEBの改善などもWEBマーケティングに入ります。
WEBコンサルティングとは
一方でWEBコンサルティングは、企業の戦略の中でWEBをどう取り扱っていくか、という点に焦点を当てて考えています。企業の経営課題を解決するために、WEB戦略を作り、WEBが効率的に活用されるようにサポートしています。
WEBマーケティングとの違いは、WEBコンサルティングのほうが企業の経営課題に向き合い、客観的にサポートしている立場ということです。WEBマーケティングは実践者という立場でWEBを運用することがメインとなります。
WEBコンサルティングの必要性
WEBコンサルティングは、どういった課題を抱えている企業に必要とされているのでしょうか。
✓ホームページを刷新したい
✓WEBの活用が出来ていない
✓ホームページの問題点が分からない
✓プロモーションの成果が出ない
✓WEB戦略がないまま、WEBマーケティングをしている
上記はほんの一部ですが、目の前の課題を解決するためではなく、経営戦略に基づいて今企業にとってWEBをどう運用したらいいのか、という視点に立って解決したい方に必要とされています。
また、マーケティングするだけで手いっぱいな方、第三者目線でアドバイスが欲しいときなどにも、WEBコンサルティングが必要とされています。
WEBコンサルタントの存在
WEBコンサルティングのサービスを提供している会社には、WEBコンサルタントが在籍しています。
WEBコンサルタントとは
WEBコンサルタントの仕事内容とは、WEBコンサルティングの内容にも直結しますが、以下の業務を行います。
✓広告運用やSEO対策などWEBマーケティングに関わる問題の発見、解決
✓WEBサイトの分析、改善の提案
✓企業(クライアント)の売上向上に貢献する
WEBに関わる全てをサポートしているとも言えるのがWEBコンサルタントになります。
WEBマーケティングに関することはWEBマーケターと連携、分析に関することはWEB解析士と連携など、様々な専門家とともに、企業のサポートを行います。
WEBコンサルティングで行うこと
WEBコンサルティングとは実際にどのような順序で、何が行われるのでしょうか。
これからWEBコンサルティングを導入してみたい方や、まずは社内で取組んでみたい方も参考にしてください。
業務の流れ
WEBコンサルティングの業務はどのような順序で行われるのか見ていきます。
現在の問題点の洗い出し、目標数値の確認
まずWEBコンサルティングを行う企業が持つ経営課題を確認します。企業のWEBは売上に貢献できているのか、運用体制に問題がないかなど、問題点を洗い出します。
またWEBサイトの問題点は、アクセス解析を行い分析します。WEBマーケティングとして、リスティング広告やSEO対策などを行っている場合は、その対策についても具体的な数値を分析して現状の問題点を洗い出します。
アクセス数を現在の数値から3倍にしたいという方や、WEBからの集客人数を目標に掲げる方、WEBのお問い合わせ数を目標にする場合がありますが、大切なことは目標数値に対する戦略があることです。
WEB戦略の立案、提案や施策を実行
最初の過程で問題点を洗い出した後、WEB戦略の立案を行います。
目標値や現在のWEBに関する施策が分かったので、これからWEBサイトで成果を出すための、戦略や施策を提案します。
戦略を作る際には、競合分析や市場分析などの分析調査も行います。3C分析やSWOT分析などの方法を使い、客観的な視点で、企業が今業界の中でどの位置にいるのか確認しながら戦略立案を行います。
提案や施策実行のフェーズでは、WEBサイトのリニューアルやランディングページの制作を行います。またWEBマーケティングもスタートします。
成果の確認・改善策の提示
制作物が完成し、WEBマーケティングも開始され一定期間経つと、成果の確認をします。
ここからは、WEB運用の基本ですがPDCAの実施となります。WEB戦略の立案をして施策の実行で終わりではなく、成果の確認やさらなる改善案の提示を行います。
会社選びについて
これからWEBコンサルティングの導入を考えている企業は、自社に合う会社や、選び方についても気になる点です。WEBコンサルティングの会社を選ぶ際のポイントとしては、以下3つが挙げられます。
✓実績が豊富であること
✓制作やWEBマーケティング、SEOなど、どの分野に強い会社なのか
✓提案して終わりではなく、PDCAを回しサポートしてくれるか
WEBコンサルティングを行っている会社はたくさんありますが、それぞれ会社の強みが異なっており、アピールしているポイントも様々です。
コンサルティング実績が豊富
実績が豊富なことは当たり前かもしれませんが、業種に特化して実績が豊富であったり、ECサイトのWEBコンサルティングが得意などの、ある業種やWEBシステムに特徴があるかもしれないので、どのような実績を多く持っているのか確かめて、選ぶことがポイントです。
どの分野に強いWEBコンサルティング会社なのか
WEBコンサルティング会社の中には、WEBの制作会社がコンサルティングまでサポートしている会社もあります。制作会社の場合には、ページ制作の進行がスムーズだったり、WEBを改善する際にはコンサルティングとWEBの制作を同時進行できるメリットもあります。
PDCAをサポート
戦略立案をして、その先のプラン実行までWEBコンサルティング会社がサポートしてくれるかも大事なポイントです。
サポートしてくれると、何かトラブルが起きても対応してくれたり、何より自社だけで実行すると何かとスケジュールが遅れたりして、改善が後回しとなりがちです。
WEBコンサルティングを導入したい場合には、長い期間の付き合いとなるため、やりとりのしやすさや会社の雰囲気なども、自社に合うところを選ぶとスムーズな実行が期待できます。
WEBコンサルティングで成果をあげるには
WEBコンサルティングを導入するだけでは成果につながるとは限りません。またWEBコンサルティングの会社にサポートしてもらうことで、費用はかかりますがメリットもあります。
成果がでる会社とは
まずはWEBコンサルティングで成果につながりやすい企業の特徴をご紹介します。サービス導入前であれば、この特徴を踏まえて取り組みたいですね。
「まずはやってみる」ができる会社
WEBコンサルティングを実施していく中では、たくさんの提案をコンサルタントから受けます。そのときに色々な理由をつけて「やります」となかなか言えなかったり、施策を実行する担当者が決まらなかったりと、せっかくの提案がやらない方向へ向かうと、当たり前ですがそれでは成果が出ません。
成果がでる会社というのは、二つ返事ですぐに取り掛かる会社です。まずやってみると結果が分かるので、次は軌道修正してやってみる、それを繰り返して成果につなげるのです。
明確なビジョンがある
会社に明確なビジョンがあると、それに基づいて判断するので、WEBコンサルティングのスピードがあがります。また経営者がWEBコンサルティングに関わっていると、提案についての判断スピードが早まり、ものごとが進みやすくなります。
導入するメリット
自社でWEB戦略を決め実践していく企業もあれば、専門の会社に入ってもらい実践のサポートをしてもらう方法もあります。
まずWEBコンサルティングを専門とする会社に依頼すると、やはり自分たちでは考え付かない提案をしてくれます。戦略立案においては、業界分析や自社の分析、WEBマーケティングの運用に関する問題点など、幅広い知識やスキルを要するため、専門家に依頼すると提案の幅が広がります。
また、WEBコンサルティングの導入によって成果をあげるには、PDCAを継続して回すことが欠かせません。しかし自社のみで行っていると、そのスピードが遅くなりがちです。早く成果を出したい場合は、導入する費用はかかりますが、専門の会社に依頼することがメリットとなります。
まとめ
企業のWEBサイトは、経営戦略からWEBの役割を決め、しっかりと運用することで業績アップに貢献することが可能です。WEBコンサルティングはその実践のサポートをしています。
また業務内容は大きく3つに分かれています。まず最初にしっかりと現状分析を行い問題点を抽出します。その後、WEB戦略ができ、実践に移ります。施策の実践をして終わりではなく、次に活かすための改善策も考えます。
このようにWEBコンサルティングには一般的な流れがありますが、コンサルティング会社の選び方も重要です。会社ごとに、実績や会社の強みが違うためそれらを理解し、自分たちに合ったWEBコンサルティング会社を選ぶことも成果につながる一つです。
その他にも、様々な施策の提案を「まずやってみる」という姿勢、「会社の明確なビジョンがあること」なども成果に関わってきます。
クレフでは戦略コンサルティングのサービスがあります。企業の戦略立案をサポートしながらWEB活用の提案が可能です。興味のある方はぜひお問い合わせください。