ホームページ制作会社の種類と選び方|失敗しない比較・選定マニュアル
ホームページ制作会社といってもそれぞれの会社によって得意とする事が異なります。我々業者側も自社の得意とする分野をよりPRし独自性を出そうと日々研鑽しております。そのため、各社によって特徴が異なるのです。
では、どのような分類に分かれるのでしょうか?今回はホームページ制作会社の種類についてまとめました。
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目次
「ホームページ制作会社を探しているが、会社の数が多すぎて、どこに相談すればよいのかわからない」
「見積もりを取ってみたものの、金額に大きな差があり、何が違うのか判断できない」
こうしたご相談は、Web担当者様や経営者様から日常的に寄せられます。
実際、日本には非常に多くのホームページ制作会社が存在しており、その規模や得意分野、考え方は実にさまざまです。一見すると「どの会社も同じようなサービスを提供している」ように見えるかもしれませんが、実務の現場では、制作会社によってできること・向いていることは大きく異なります。
重要なのは、「評判が良さそうだから」「料金が安いから」といった理由だけで選ばないことです。自社の目的と合わない制作会社を選んでしまうと、
- 思ったような問い合わせが来ない
- 完成後に修正が多発する
- 公開後の運用で行き詰まる
といった問題が起こりやすくなります。
本記事では、Web制作の現場で数多くのプロジェクトに関わってきた立場から、ホームページ制作会社を以下の3つの軸で整理し、それぞれの特徴を解説します。
- 得意分野による違い
- 業種・目的に特化した制作会社
- 企業規模や契約形態による違い
単なる種類紹介ではなく、「どのような会社が、どのような企業に向いているのか」という判断材料をできるだけ具体的にお伝えします。読み終えた頃には、自社が相談すべき制作会社の方向性が見えてくるはずです。
【分類1】「得意分野」で見るホームページ制作会社の4大タイプ
ホームページ制作会社を見極めるうえで、まず押さえておきたいのが「その会社は、何を強みとしているのか」という点です。
制作会社にはそれぞれ技術的なバックボーンがあり、すべてを同じ水準でこなせる会社はほとんどありません。
大きく分けると、制作会社は次の4タイプに分類できます。
- Webマーケティング・集客特化型
- デザイン・ブランディング特化型
- システム開発・技術特化型
- 格安・テンプレート型
以下、それぞれの特徴と、どのような企業に向いているのかを順番に見ていきましょう。
1. Webマーケティング・集客特化型
このタイプの制作会社は、「見た目のきれいさ」よりも成果を重視します。
具体的には、問い合わせ件数や資料請求数、売上など、数字で測れる結果をゴールとしてサイトを設計します。
特徴
SEO(検索結果で上位表示させるための対策)や、リスティング広告・SNS広告の運用、ランディングページの改善など、集客に直結する施策のノウハウを持っています。
ホームページ制作はあくまでスタート地点と考えており、公開後のデータ分析や改善提案に力を入れている会社が多いのが特徴です。
社内にWebマーケターやSEO担当者が在籍し、アクセス解析ツールを使いながら定期的な打ち合わせを行うケースも少なくありません。
得意なこと
- コンテンツを増やしながら検索流入を伸ばす施策
- 問い合わせや購入につながる導線設計
- 広告と連動したサイト改善
- コンバージョン率(成果に結びつく割合)の改善
注意点
一方で、使いやすさや成果を優先するため、デザインは比較的シンプルになる傾向があります。
また、複雑な業務システムの開発などは、専門外となる場合があります。
このタイプが向いている企業
- ホームページからの問い合わせや売上を増やしたい
- 社内にWebやマーケティングの専任担当がいない
- 公開後も継続的に改善・運用を任せたい
- BtoB企業や、通販事業を行っている企業
2. デザイン・ブランディング特化型
企業の世界観やブランドイメージを重視し、視覚的な印象で差別化することを得意とする制作会社です。
特徴
アートディレクターや経験豊富なデザイナーが中心となり、写真・動画・コピーまで含めて一貫した表現を行います。
「他社と似たようなサイトにしたくない」「企業イメージを一段引き上げたい」といった要望に応えるのが得意です。
広告代理店の案件や、大手企業のブランドサイトを手がけている制作会社も、このタイプに含まれます。
得意なこと
- 採用サイトやブランドサイトの制作
- キャンペーン用の特設サイト
- アニメーションや動画を使った演出
- 企業の世界観づくり
注意点
検索対策や地道な改善運用よりも、表現力を重視する傾向があります。そのため、「すぐに問い合わせを増やしたい」といった目的には合わない場合もあります。
また、業務システムなど複雑な機能開発は、別会社と連携するケースも見られます。
このタイプが向いている企業
- 新卒・中途採用で企業の魅力を伝えたい
- 高級商材やサービスを扱っている
- 競合との差別化をデザインで明確にしたい
3. システム開発・技術特化型
このタイプの制作会社は、デザインの見た目よりも「裏側の仕組み」や「技術要件」を重視します。
ホームページを単なる情報発信の場ではなく、業務やシステムの一部として機能させたい場合に強みを発揮します。
特徴
社内にプログラマーやシステムエンジニア(SE)が多く在籍しており、WordPressの高度なカスタマイズはもちろん、自社独自のCMSや検索システム、予約管理、会員機能などを構築できます。
不動産検索サイト、商品点数の多いデータベース連動サイト、会員制ポータルサイトなど、「機能要件が複雑な案件」を数多く経験しているのが特徴です。
また、セキュリティ対策やサーバー構成に関する知識も比較的豊富です。
得意なこと
- 大規模サイトやデータベース連動サイト
- 検索機能・予約機能・会員機能の実装
- ECサイトや業務効率化システム
- 社内システムとの連携
注意点
一方で、トレンド感のあるデザインや感情に訴える表現は、あまり重視されない傾向があります。
また、集客戦略やマーケティング全体の設計については、専門外となる場合もあります。
このタイプが向いている企業
- 商品やデータの点数が非常に多いサイトを作りたい
- 独自の予約システムや会員機能が必要
- セキュリティ要件が厳しい業界(医療・金融・官公庁など)
- 社内システムとWebサイトを連携させたい
4. 格安・テンプレート型(初期費用0円型含む)
「できるだけ費用を抑えて、早く公開したい」というニーズに応えるのが、このタイプです。
特徴
あらかじめ用意されたデザインテンプレートを使い、写真や文章を当てはめることで制作工数を大幅に削減しています。
「初期費用0円・月額制」といった料金体系を採用している会社やサービスも多く見られます。
メリット
- 費用が非常に安い(数万円〜)
- 短期間で公開できる(最短1週間程度)
デメリット・注意点
- デザインや機能の自由度が低い
- SEOや拡張性が弱い場合がある
- 解約時にサイトデータが引き渡されないなど、契約トラブルが起きやすい
特に「月額制」「初期費用0円」という言葉だけで判断せず、解約時の取り扱いやデータの所有権は必ず確認する必要があります。
このタイプが向いている企業
- 創業直後で予算がほとんどない
- とにかく名刺代わりのサイトが必要
- Web集客は想定していない
- デザインや機能に強いこだわりがない
【分類2】「専門性」で見る特化型制作会社
制作会社の中には、特定の業界や用途に絞ってサービスを提供している会社もあります。
自社の条件と合致すれば、打ち合わせや説明の手間を大きく減らせるというメリットがあります。
1. 業種特化型(医療・美容・製造・不動産など)
特定の業界に絞って制作を行っている会社です。
メリット
業界特有の専門用語や商習慣、法規制に精通しているため、細かな説明をしなくても話が通じやすい点が大きな強みです。
また、同業種での実績が豊富なため、「この業界では、こういう構成が成果につながりやすい」といった成功パターンを持っています。
美容業界であれば予約導線、不動産業界であれば物件検索や図面管理など、Web以外の周辺業務にも対応できる場合があります。
デメリット
反面、デザインや構成が似通いやすく、競合サイトと差が出にくくなるケースもあります。
テンプレート的な提案が多い場合は注意が必要です。
2. サイト種類特化型(LP・採用・EC専門)
「どの業界か」ではなく、「どの用途か」に特化した制作会社です。
ランディングページ(LP)専門
1ページ完結型で商品やサービスを売ることに特化しています。広告運用やセールスライティングとセットで依頼できるのが特徴です。
採用サイト専門
学生や転職者の心理を理解し、社員インタビューの企画や撮影、採用コンセプト設計まで対応できる会社が多く見られます。
ECサイト専門
ShopifyやEC-CUBEなどの構築に加え、在庫管理や物流のアドバイスまで行う会社もあります。
【分類3】「企業規模」で見る制作会社の違い
ホームページ制作会社を選ぶ際、見落とされがちですが非常に重要なのが「相手の会社の規模」です。
制作会社の規模によって、対応力・進行の仕方・費用感は大きく異なります。自社のプロジェクト規模と合っていない場合、ミスマッチが起こりやすくなります。
1. 大手制作会社・広告代理店
| 従業員規模 | 100名以上 |
| 特徴 | ディレクター、デザイナー、エンジニア、マーケターなどが分業体制で動き、品質管理や進行管理が徹底されています。 大規模なプロジェクトや複数媒体をまたぐ施策にも対応できる、圧倒的なリソースが強みです。 |
| 費用感 | 数百万円〜数千万円規模になることも珍しくありません。 |
| 向いているケース | ・上場企業やナショナルクライアント ・ブランド価値が極めて重要なプロジェクト ・テレビCMや紙媒体と連動した大規模施策 ・失敗が許されない案件 |
2. 中小規模制作会社(数名〜数十名)
| 従業員数 | 5名〜50名程度 |
| 特徴 | 日本で最も多いタイプの制作会社です。 組織としての安定感がありつつ、柔軟な対応が可能で、特定分野に強みを持つ会社が多く見られます。 担当者との距離が近く、相談しながら進めやすい点もメリットです。 |
| 費用感 | 50万円〜300万円程度が一般的です(内容による)。 |
| 向いているケース | ・中小企業のコーポレートサイト ・地域密着型ビジネス ・特定の機能を備えたWebサイト ・長期的に付き合えるパートナーを探している場合 |
3. フリーランス(個人事業主)・小規模事業者
| 従業員数 | 1名〜数名 |
| 特徴 | 個人で活動しているため、人件費やオフィスコストがかからず、比較的安価に依頼できます。 制作者本人と直接やり取りできるため、融通が利きやすい点も魅力です。 |
| 費用 | 10万円〜50万円程度 |
| 向いているケース | ・予算が限られている ・簡単なランディングページや小規模サイト ・既に信頼関係がある場合 |
| 注意点 | 病気や廃業などで突然連絡が取れなくなるリスクがあります。 また、一人ですべてを担当するため、スキルに偏りが出る場合もあります。 |
契約形態による違いと注意点
制作会社の料金体系は、主に以下の3つに分かれます。
特に契約内容の理解不足によるトラブルは少なくありません。
1. 一括買取型(納品型)
制作費を支払い、完成したサイトを納品してもらう一般的な契約形態です。
| メリット | ・長期的に見るとコストが抑えやすい ・契約終了後もサイトを使い続けられる ・サーバー移管や業者変更がしやすい |
| デメリット | ・初期費用がまとまって必要になる |
2. 月額サブスクリプション型(初期費用低減型)
初期費用を抑え、月額費用を支払い続ける契約です。
| メリット | ・スタート時の負担が軽い |
| デメリット | ・解約するとサイトが使えなくなるケースが多い ・長期利用すると総額が高くなりやすい |
3. リース契約(特に注意が必要)
本来、ホームページ制作はリース契約の対象ではありませんが、機材やソフトと抱き合わせで長期リース契約を結ばせるケースがあります。
| リスク | ・原則として途中解約ができない ・効果が出なくても支払いが続く ・総額が高額になる場合がある |
| アドバイス | 「ホームページのリース契約」を提案された場合は、その場で決めず、必ず第三者や専門家に相談することをおすすめします。 |
失敗しないホームページ制作会社選定の5つのステップ
STEP1:目的と予算を明確にする
「何のために作るのか」を言語化します。
同時に、予算の上限と希望納期も整理しておきましょう。
STEP2:RFP(提案依頼書)を用意する
A4一枚程度で構いません。
目的、ターゲット、必要機能、参考サイト、予算・納期をまとめます。
STEP3:候補を3〜4社に絞る
制作実績を見て、自社のイメージに近いサイトがあるか確認します。
STEP4:相見積もりと面談を行う
金額だけでなく、ヒアリング力・提案力・リスク説明の有無を確認します。
STEP5:契約内容と所有権を確認する
- 解約時のデータ引き継ぎ
- 修正回数の制限
- 著作権の帰属
必ず契約前に確認してください。
まとめ:最適なホームページ制作会社選びがWeb戦略の成果を左右する
ホームページ制作会社は、どこに依頼しても同じ結果になるものではありません。
それぞれに専門分野があり、自社の課題に合った会社を選ぶことが重要です。
- 集客を重視するならマーケティング型
- イメージ重視ならデザイン特化型
- 機能重視ならシステム特化型
- 業界理解を求めるなら特化型
まずは自社の課題を整理し、適したタイプを見極めることから始めてください。
ホームページは公開して終わりではなく、そこからが本当のスタートです。
数年にわたって伴走できる、信頼できるパートナーと出会えることを願っています。
クレフではデザイン重視の制作も可能ですし、WEBマーケティングも得意としております。
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