BtoBサイトを制作する際に必要なコンテンツ

BtoBの場合一般消費者とは異なり、意思決定者がホームページを見に来ているとは限りません。
一般社員の方が上司から指示されて制作会社ををいくつかピックアップしている事も考えられます。
このコラムでは、BtoBサイトを制作するうえで必要となるコンテンツを紹介いたします。

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会社案内

弊社では多くのBtoB向けWEBサイトを制作して参りましたが、アクセス解析を見てみると、トップページの次によく閲覧されているのが会社概要ページであることが見受けられます。
新しい取引先を探す際に、「どのような会社か?」という事が気になっているということです。しっかりと御社の事を知ってもらうために、濃い内容の会社概要にしましょう。

会社情報だけではなく、組織図を掲載して会社の体制を見てもらうことで、しっかりとした会社であることをアピールできます。
また主要取引先などを掲載することで、信頼と実績をアピールできます。
また代表あいさつを入れる場合は必ず代表者様の写真を掲載してください。代表者名のみの場合に比べて格段に信頼感がアップいたします。

施設・設備紹介

自社の外観や内観などの紹介は企業の実態をユーザーに伝えるうえで重要なコンテンツといえます。どのような会社でサービスが提供されているのか、どのような設備で製造がされているのかを写真などで紹介しましょう。

特に製造業者の場合は、お客様が問い合わせるうえで、求めるスペックを実現できる設備があるか、無いかは大きな判断材料となりますので、設備のスペックや台数を明記しましょう。

製品・サービス紹介

製品ページやサービス紹介ページまでやってくる閲覧者は、「もっと詳しく知りたい!」と考えています。
そのような閲覧者に、より詳しく自社の製品・サービスの良さを知ってもらうのがこのページです。

ここでは単に製品・サービスの機能やスペックのみを掲載するのではなく、以下の点に注意してコンテンツ作成をしましょう。

  • 一言でその製品を表すキャッチコピー
  • どのようなお悩みや課題を解決できるものなのか
  • 自社の他製品との違い
  • 御社の製品を導入している顧客事例

製品の点数が多い企業の場合は、検索機能を付けるのも良いでしょう。

導入事例・納品実績

「商品を欲している」「サービスを求めている」ユーザーにとって事例や実績はとても参考になるものです。事例を掲載することで、「自分と同じ悩みだ!ここに頼めばこんな丁寧な製品を作ってくれる!」「ここならなんとかしてくれる」と好印象を持たせることができます。

実際にお客様から相談された課題やお客様企業の規模、業種、エリア等の情報とそれに対して御社はどのように提案し何を実行し、結果どうなったのかを記載しましょう。

また事例コンテンツは定期的に更新を行うコンテンツのため、SEO対策にも有利に働きます。導入事例は後述するお客様の声と親和性の高いコンテンツです。そのためコンテンツを分割するのではなく、事例を紹介した後に、実際のお客様の声を掲載することで事例に対する信憑性もアップします。

よくある質問・Q&A・FAQ

閲覧者の疑問を解消する為のコンテンツです。「よくわからない」=「問い合わせ」には繋がりません。問い合わせの前に「よくある質問」ページを経由するケースが多くございます。最終判断させるにおいて重要なコンテンツです。
このコンテンツのポイントは、一問一答にならないように注意することです。
「~~~~は◯◯ですか?」という問いに対して、「はい、可能です」といった淡白な回答は避けましょう。自社の商品・サービスをアピールする絶好のチャンスです。

「はい、可能です。弊社商品の△△△は◯◯の技術を駆使して、日本でも珍しいタイプの◇◇なので、お客様の様々なご要望にお応えできます。」

といったように、回答に自社商品・サービスの特長も織り交ぜたものにしましょう。

お客様の声

企業側からの一方的な自社PRではなく、第三者であるお客様の生の声は宣伝などの先入観なしで、純粋な意見と感じていただく事もあります。お客様目線で自社の商品・サービスの良さを伝えらる強力なコンテンツです。
お客様の声には、実際のお客様企業の担当者の写真を入れると、より信憑性が増します。
また最近はお客様インタビューという形で、インタビュー形式でお客様の声を掲載するケースも増えてきました。

お客様の声は副次的な効果もあり、顧客に声の執筆を依頼する、インタビューの依頼をすることで、自社の社員が顧客志向を持つという事もあります。弊社クライアントの某企業様では、お客様の声をいただくことを社員研修にしている企業もあるくらいです。

スタッフ紹介・社員紹介

スタッフ紹介ページは「人がいる気配」を出すのに大変有効なコンテンツです。素材写真ばかりのホームページよりも、実際のスタッフ写真が掲載されている方が閲覧者との距離感はを縮めることが出来ます。また、実態のある会社という印象を与えることができ信頼感向上に繋がります。

また各スタッフ毎にコメントを用意して、顧客・自社のサービスに対しての想いを伝えましょう。
スタッフ紹介コンテンツはWEB上だけではなく、実際の商談フェースでも活躍します。商談の際に、顧客がスタッフ紹介ページを見てくれて、そこから会話に花が咲くといったことも稀ではありません。

選ばれる理由・強み

御社のWEBサイトに訪れる多くのユーザーは、御社以外にも同業他社のWEBサイトを見ながら比較検討しています。そして大抵は3~5社を選定し相見積もりなどのステップに進みます。ここで重要なのが、その3~5社の中に選ばれる事です。御社のサービスが競合に比べてどう優れているのか、コスト面、対応力など、様々な角度で選んでもらえる内容のコンテンツを作成しましょう。

選ばれる理由・強みページを制作する際に、弊社がおすすめするのは「お客様に聞いてみる」ことです。現在取引しているお客様に、自社を選んでいただいた理由、継続して取引していただいている理由などのアンケートを取るのです。
「自分たちが選ばれる理由」ではなく、「実際の御社のお客様が選んだ理由」となることで説得力が増し、購買意欲を掻き立てるものになります。

納品までの流れ・サービスの流れ

お客様から問合せがあって、実際にお客様に納品するまでの具体的な流れを明示いたしましょう。御社に問い合わせするユーザーは御社が取り扱う製品・サービスについて無知であることを前提にして、流れを詳しく具体的に記載してあげましょう。

例えばお客様側で何を準備したらよいのか、導入までどれくらいの期間が必要なのか、どのタイミングで料金が発生するのか・・などを分かりやすく掲載します。

お知らせ・新着情報

恐らくほとんどのサイトにお知らせや新着情報のコンテンツは存在していると思われますが、更新はされていますでしょうか?

しばしば「年末年始休業のお知らせ」以降更新されていない企業も見かけます。
更新されている気配は企業サイトにとって非常に重要なポイントです。どんな事でも良いので定期的に更新をしましょう。

ブログ・コラム

お知らせとは異なり御社製品などの情報や会社としての取り組みや企業文化等の情報を発信する更新コンテンツです。
例えば製品ページでは紹介しきれない自社の製品の深堀りをブログで行っていたり、自社の扱う製品などの分野についての動向などをコラムで紹介します。

今ご覧になられている記事がまさにブログ・コラムコンテンツです。弊社が所属するWEBサイト制作の業界の中で、自社のアピールをするのではなく、お客様にお役立ちできる内容の記事を更新していくことで、お悩みをもって検索して来た方々の目に止まり、リードを獲得していくことができます。
ブログ・コラムはコンテンツマーケティングにも直結しますので、是非取り組むべきと言えます。

BtoBサイトを制作する際に必要なコンテンツまとめ

BtoBサイトに必要なコンテンツについて解説して参りましたが、今回は紹介できませんでしたが、これら以外にも様々なコンテンツがございます。
昨今では動画を使ったコンテンツも多く見受けられますし、顧客サポートのツールとしてチャットボットを導入しているサイトも増えてきました。
この記事を参考に、顧客目線で御社サイトに必要なコンテンツを考えていただければ幸いです。