介護施設や老人ホームのWEBを制作するなら
介護施設や老人ホームのホームページを制作するなら、数多くの施設の中でも特徴をしっかり打ち出して、利用される方が安心してお問い合わせしたり、お申込みできるようなホームページが理想だと思います。そのためには、サービスや独自の魅力などを分かりやすく情報提供する必要があります。
このコラムでは介護施設や老人ホームなどのホームページではどのような特徴があるのか、また必要となるコンテンツについてご説明します。
目次
介護施設や老人ホームのホームページの特徴
介護施設や老人ホームと一言でいっても、有料老人ホームやサ高住と呼ばれるサービス付き高齢者住宅、特別養護老人ホームなど、特徴を持った様々な施設があります。サービスの利用を検討している人が、ホームページを初めて訪れる場合には、まだ施設の種類が詳しく分からないことも多いので、施設の種類をわかりやすく説明し、独自の魅力についても発信するホームページにする必要があります。
介護施設や老人ホームについて
まずは簡単に施設の違いを整理します。介護施設と老人ホームは、ほぼ同じ意味を指していますが、実際にはどのような違いがあるのでしょうか。またこういった違いをホームページで説明したり、複数の施設を展開している運営会社については、分かりやすく表現しておくことがユーザーファーストといえます。
介護施設とは
シニア向けの施設には、介護を必要としている(要介護)の方と、そうでない方(自立している方)向けに分けることができます。
介護施設は、主に要介護の方を受け入れる施設のことを指しています。
老人ホームとは
老人ホームとは、介護施設に含まれている一種となります。介護施設の中でも、高齢者向けの介護サービスが受けられるところが、老人ホームに当たります。
介護施設や老人ホームは、在宅でサービスが受けられたり、ホームに入所する場合など、様々な種類があります。
ホームページを制作する目的
介護施設などのホームページを制作する目的は何でしょうか。業種に関わらず、ホームページは制作する目的によって、デザインや仕様が異なります。
本人が介護施設などに入所したいと考えていたり、自分の家族が施設に入りたいなどの場合は、まずはインターネットを使って、介護施設を比較・検討しているのではないでしょうか。
介護施設のポータルサイト
「介護施設+地域名」で検索すると、施設名のホームページより上位に介護施設をまとめたポータルサイトがいくつも表示されます。地域ごとに施設が一覧で表示され、一度に多くの施設を比較することができます。また空室検索もできるため、今すぐに入れる介護施設が分かります。
しかし自分が入所する、または大事な家族が入所する施設をこういったポータルサイトに載っている情報だけで決めるわけではありません。興味のある施設については、さらにその介護施設のホームページから情報収集するのです。
このときに、ホームページで発信している情報が古かったり、魅力が上手く伝わらないホームページとなると、せっかく興味をもってくれた方にはアピールすることができません。
介護施設のホームページを制作する目的は、施設の魅力をホームページでアピールして、興味のある方を増やし、さらに施設に入所する方を増やすことです。そのために、お問い合わせや見学の申込みをしてもらうことが目的となります。
ホームページのターゲットとは
介護施設や老人ホームのホームページのターゲットとしては、どんな方が当てはまるでしょうか。
・介護施設の入所や利用を検討している本人
・検討しているご家族の方
・既に利用している本人や、そのご家族
・求職者
上記のようになり、一番のターゲットは施設の利用を検討している本人やそのご家族となります。
施設を検討している本人やそのご家族は、ホームページにどんな情報を求めているのでしょうか。最初はサービスや施設の雰囲気が分からず少々不安な気持ちで探し始める方が多いですが、情報を包み隠さず発信することで、安心と信頼が得られるホームページになります。
介護施設や老人ホームのホームページで必要なコンテンツ
介護施設や老人ホームのホームページでは、運営する施設の魅力を伝えると同時に、ユーザーに安心して入所してもらえるようにしなければなりません。
そこで介護施設のや老人ホームのホームページ制作の際に必要なコンテンツをご紹介します。
コンセプトや思い
様々な介護施設のホームページを見て比較検討していると、どれも同じように見えてくる場合があります。入所を考えているユーザーに対して、印象付ける内容でなければ、他の施設に紛れて入所を検討してもらうことができません。
そのために、「ここは他とは違う」「ここが一番の魅力」といった独自の強味をしっかりと打ち出すホームページが理想です。
施設概要・利用料金
サービス内容とも呼ばれるコンテンツです。この部分に関しては、情報を整理して分かりやすく見せることがポイントとなります。
利用料金について
例えば料金については、初期費用(入居金など)と、毎月かかる費用があります。また介護付有料老人ホームであれば、部屋ごとに1人部屋と2人部屋であれば料金が違い、また空室状況も一緒に表示することで、利用者にとっては検討しやすくなります。
料金の内訳も分かれば、詳細に情報提供することでユーザーに安心感を与えることができます。
入居までの流れ
初めて利用を検討している方には、入居までにどのようなステップを踏むのか事前に知っておけると安心することができます。
入居後に、施設の見学や面談を経て契約・ご入居という流れは、どの施設もそれほど変わりないものかもしれませんが、丁寧に分かりやすく説明することが信頼へつながります。
ご利用者さまの声
実際に入所している方の声や、そのご家族の声というのは、施設を運営している会社が発信する情報とは別であり第三者の声でもあります。これは入所を検討している方にとってはとても参考になるコンテンツです。
入所している方の様子や、在籍しているスタッフの方の対応など、様々な声を掲載していることもメリットとなります。
フォトギャラリー
これから長い時間を過ごすことになるホーム、大切な家族が入所するかもしれない施設であれば、出来る限り多くの情報を知りたいと思います。
そのような状況でフォトギャラリーは、食事やイベントの様子、レクリエーションなど日常を写真で確認することができます。
静かで穏やかに過ごす施設、賑やかで笑顔が絶えないホームなど、施設の特徴がギャラリーを一目見てもらうと、感じ取ってもらえるコンテンツです。またフォトギャラリーは、写真だけではなく、動画を投稿してさらにリアルに情報発信している施設もあります。
フォトギャラリーは、基本的には更新していくコンテンツとなります。常に更新していくことで最新の写真がホームページ上に表示されるので、検討している方や既に入所されている方のご家族も、最近の施設での様子を知ることができます。
アクセス
初めて訪れる人のことを考えて出来るだけ詳しく・丁寧に説明することがアクセスページを作成する上でのポイントです。
車やタクシー、電車で来る場合など、様々な交通手段を考えて、施設までどれくらいかかるのか記載しておきます。また駐車場がある場合には、何台駐車できるかや駐車場の様子が分かる写真を載せておくこともあります。
アクセスページには、周辺の様子や、建物の外観などの写真を載せると目印となって分かりやすくなるため、そのような写真を掲載しコンテンツを充実させています。
資料請求・見学予約
こちらは個人情報を入力して問い合わせするフォーム形式のコンテンツとなります。資料請求や見学予約は、ホームページを見て検討段階に入っている方がとる、入居に一歩近づいた方のアクションとなり、重要です。
せっかく資料請求しようと思ったのに、フォームの入力がしづらいなどといった理由でユーザーが離脱することのないよう、しっかり対策しましょう。
またフォームの入力に関しては、エントリーフォーム最適化(EFO)といった改善できる対策がいくつかあります。その内容についてまとめたコラムがあるので、ぜひご覧ください。
EFO対策~ホームページの問合せフォーム最適化~:https://web.design.io/colum/form_efo/
介護施設や老人ホームのホームページの仕様やデザインについて
どのようなコンテンツを入れると、ユーザーに介護施設や老人ホームの魅力が伝わるか、ご説明できたところで、次にホームページデザインの特徴や仕様についてご紹介します。
工夫したいホームページの仕様
介護施設や老人ホームのホームページは、他の業種と比較したときに気を付けたい点があります。
更新コンテンツについて
まず介護施設や老人ホームのホームページには、更新システムが入っている場合が多くあります。この更新システムについては特別珍しいことではありませんが、日常業務で忙しい介護スタッフの方が、日々更新してユーザーに情報発信する体制を運営チーム内で決めておく必要があります。
更新システムについては、HTMLなどの専門的な知識がなくても簡単にブログ更新やフォトギャラリーの更新ができるシステムのことをいいます。
介護施設や老人ホームのホームページでは、ブログやギャラリー、新着情報などのコンテンツを更新することで、信頼を獲得しています。
見学予約、資料請求について
介護施設や老人ホームのホームページでは、見学予約や資料請求がホームページのゴールとなります。そのためホームページでは、常にユーザーに見える位置(ヘッダーなど)に見学予約や資料請求のバナーを置いておくことで、興味を持った方がすぐにお問い合わせすることができます。
特徴のあるホームページのデザインについて
介護施設や老人ホームのホームページといえば、スマートでかしこまった雰囲気というよりも、笑顔でとても明るいイメージが印象的です。
入所(入居)後をイメージ
ユーザーがホームページを訪れたとき、こんなホームで過ごしたいとまずは思ってもらわなければ、次のコンテンツへ読み進めてもらうことはできません。そのため介護施設や老人ホームのホームページでは、メインビジュアルや全体のイメージとして、明るく楽しい印象の持てるデザインが多いのです。
施設の魅力を打ち出すデザイン
明るく楽しい印象と一言でいっても、施設には他とは異なる魅力がそれぞれ存在します。それをデザインで打ち出すことが、差別化へとつながります。
例えば、施設料金が平均より少し高めで、施設の立地も静かで閑静な場所にある施設であれば、ホームページのデザインもそれに合わせて、高級感を出すデザインになります。
ホームページのデザインは、施設のそこにしかない魅力とつながっていると統一感が出て、ユーザーにも魅力が伝わります。
まとめ
介護施設や老人ホームのホームページを制作する目的は、施設への入所者を増やすために、見学予約や資料請求のお問い合わせを増やすことです。
そのためにはコンテンツを充実させ、情報を発信していくことで信頼感・安心感を持ってもらうことが大切です。
必要なコンテンツとしては、まずコンセプトや思いの発信です。施設を検討している方は、他の施設もいくつか検討しています。そういった中で自分たちの施設の魅力をわかりやすく示したコンテンツがあれば、印象付けることができます。
また、施設概要や利用料金のコンテンツにおいては、情報の整理と見せ方がポイントとなります。利用料金はいくつもプランがあったり、初期費用と月額費用があり、初めて知る人にとっては理解しづらいこともあります。出来る限り分かりやすく丁寧に説明しましょう。
他にも、フォトギャラリーやご利用者さまの声、アクセスなどどれも介護施設や老人ホームのホームページにとって必要なコンテンツとなります。
最後に介護施設や老人ホームのホームページは、常に最新情報発信することで、ホームページを初めて見に来る人も、既に利用している人も安心することが出来ます。そのためには、施設側のスタッフがホームページを更新しなければなりません。ホームページの更新システムによって、ブログなど更新しやすく作られているので、体制を整えて安心してお問い合わせしてもらえるサイトを制作してください。
クレフでも介護施設や老人ホームのホームページ制作について、ご相談いただくことが可能です。新規コンテンツの提案や改善、更新システムのご提案など、ご希望に沿った内容でご相談承ります。お気軽にお問い合わせくださいませ。