ホームページに適した画像って?制作を依頼する前に知っておきたいこととは

ホームページの制作にあたって必ず必要になる画像。優れたホームページを制作するためには、ユーザー目線で考えて適切な画像を撮影・設定していく工夫が必要です。
このコラムではホームページ制作における画像のこと、制作依頼の前に知っておきたいことをご紹介します。

ホームページ制作に使用する画像の基礎知識

一括りに「画像」といっても、ホームページにおいて、使用する画像には様々な種類があります。
自社で撮影する写真やフリー素材など、用意する方法や気を付けるべきこととはどういったことになるのでしょう。

自社の写真を使用する

1つめは、自社で撮影する場合です。採用ページ・会社の紹介ページや、商品の紹介がしたい企業なら、商品の写真等が必要になることも多いかと思います。自社で完結できるため手軽なようにも思えますが、写っている人の肖像権や、あまり見せたくないものが写り込んでしまう状況も注意して撮影する必要がある為、考えるべきことは少なくありません。

ホームページに掲載する写真を撮影する場合、プロに依頼することも可能です。コストはその分かかってしまいますが、依頼する前にあらかじめ「写したくないもの」「従業員の撮影許可の確認」などの情報整理や準備を済ませておくと、クオリティの高い写真撮影をスムーズに進行することができます。

著作権フリーの画像を使用する

2つめは、著作権フリーの画像、いわゆるフリー素材を使用するパターンです。ほとんどは規約を守れば自社のホームページに掲載することができます。ホームページ制作においては一番使いやすく、また使われる事例が多いことも特徴です。

一言にフリー素材とは言っても、中には商用利用が不可能なものもあります。なので利用には注意も必要ですが、ホームページに掲載する素材は扱いに慣れたデザイナーがピックアップする場合がほとんどとなるので、その場合はそこまで気にせずとも大丈夫です。

有償の写真素材

ホームページに掲載する写真素材には、有償のフリー素材を使用する場合があります。有償のフリー素材を使用することを視野に入れておくことで、使用する写真素材に選択肢が広がるほか、見栄え等全体の質も向上します。また自らフリー素材を探される場合には、使用するライセンスに数万円かかるものも中にはある為金額にご注意ください。

ホームページにおける画像の重要性

ホームページに掲載される画像ひとつひとつには、そこに配置される理由があります。画像を設定する意味やメリットとはどういったことになるのでしょうか。

「言葉の意味」の補助として

写真には、言葉の意味を補助する役割を持たせることも可能です。複雑な状況の説明など、文章だけでは意味が絡まってしまってうまく伝わらない場合、「こういう状況」という写真が一枚横にあれば、ユーザーが意味を理解できる度合いは格段に上昇します。

「イメージ」の具体化

例えば採用ページなどで、「社内は落ち着いたイメージで…」とあっても、読み手がそれぞれ想像できる「落ち着いた」イメージは多岐にわたります。こういった場合は、社内の写真を隣に掲載してあげることで、言葉の意味の補助という役割を画像に与えることができます。

ページ毎の印象を誘導するために

自社の風景、雰囲気をありのまま伝えるだけがホームページではありません。

ホームページに画像を使用すると、イメージをそのページに付与することができます。青空の画像を一番上に配置すれば、そのページに「爽やか」な印象を与えられることが多いように、画像の選択次第でホームページがユーザーに与える印象は大きく変化します。

会社の雰囲気とあまりにも違ったり、極端な印象設定はユーザーの混乱を招く場合がありますが、ページ毎に適した画像を設定することでコンテンツへの関心を惹くことができるかと思います。ページ毎の印象にストレスがないホームページなら、訪問も増えてSEOとしてもプラスの評価になります。

制作依頼の前に、知っておきたいこと

ホームページに掲載する画像について理解したところで、実際に依頼するとなるとどういった準備や情報が必要となるのでしょうか。

準備しておきたいこと

自社で写真を用意する場合には、あらかじめ複数パターン撮影した写真があれば後々の制作がスムーズに進行しやすくなります。写真の撮影は制作会社側に依頼することや、制作を開始してからでも可能なので、必ずしも前もって必要なものではありません。

ですが、「どういった写真を使いたい/使いたくない」という情報は、ホームページを制作するにあたって重要な要素になります。社内の撮影をするのであれば従業員それぞれへの撮影許可や、内装等の整理もおこなっておくと安心です。

年月が経てば更新が必要な場合も

ホームページに掲載する写真は、「一度撮影してしまえばこの先ずっと使い続けられる」というわけではありません。社内の環境や会社そのものに変化があった場合は、掲載写真を変更する必要がないか、現在になって公開したくないと思うものが写っていないかなど、長期のホームページ運用には定期的に考えてみることが大切です。

また、ホームページのリニューアルを行う場合には、弊社のプラン等から適切にご提案させていただいております。方針変更などでホームページのリニューアルをお考えの際はこちらをご確認ください。

まとめ

ここまで画像のことを細かく解説してきましたが、「ホームページに最適な画像」というのは、一概には存在しません。
ただ、ホームページを制作していく過程で画像は、全体像を形成するとても重要な役割を担います。「これを使えばいい」という最適解は誰にも分かりませんが、「ここでこの画像を見ればこう連想する」といった風に考えていくことで、ユーザーに与えたいと思った印象を的確に再現することもできるでしょう。

そういった「自由に印象を与えられる」というのはフリー素材の得意な部分でもありますが、そのページの意図や言葉の意味を的確に伝え、ユーザーの信頼度を高めるためには、自社で撮影/用意した写真を設定することがとても大切です。撮影許可や整理、構図など考えることはフリー素材より多いかもしれませんが、大変さ以上にメリットも大きいので、是非思案していただければと思います。

また「情報を伝える」「SEOの評価を上げる」という点においては、画像の他に動画の活用も有効です。詳しくはコラムの動画を取り入れたホームページ制作にまとめておりますので、ぜひご覧ください。

最後に、ホームページの制作を依頼する上で考えるべき大切なことは、「何を伝えたいか」です。時に画像は、伝えたいイメージそのものとなり、伝えたい意味を補助する役割も担います。
弊社では、お客様のホームページをより良いものにできるよう考え、制作時に様々なご提案をさせていただいております。ホームページ制作をお考えの際は、お気軽にお問い合わせくださいませ。