ジーエー?グーアナ?WEB業界に潜むカタカナ用語をご紹介
目次
WEB業界で飛び交うカタカナ用語の世界
WEB業界は独自の言葉で溢れています。ホームページの制作を依頼したことがある方は、聞いたことがあったり使ったことがある言葉も多いかもしれませんが、初めての方は全く想像も付かず、勘違いしてしまうような言葉もたくさんあります。
ようやく仕様がフィックスしてタイトなスケジューリングだけど、来月末のローンチはマストだからリスケよろしく。
あらやだ、ぶん殴ってやろうかしら。
でも、これらのカタカナ用語は実は知っているとコミュニケーションがスムーズになったり、物事が伝わりやすくなることもあります。ぜひ覚えて使ってみてください。
カタカナ用語の起源とは?
カタカナ用語がWEB業界で広まったのは、英語の専門用語を日本語人が使いやすくするためです。例えば、「デバッグ」(debug)は元々プログラミングのバグを取り除く行為を指しますが、この言葉を日本語の発音に落とし込むことで、より多くのプログラマーが共有しやすい言語となりました。
日常言葉としてのカタカナ用語の浸透
カタカナ用語はエンジニアだけのものではなく、今では多くの人々が無意識のうちに使っています。例えば「ダウンロード」、「アップロード」といった言葉は、日常生活で頻繁に使われるようになりました。WEB業界に限らず浸透している用語も意外と多くあります。
よく聞くけど意味がわかりにくいカタカナ用語
日常で耳にすることはあっても、その意味をしっかりと理解している人は意外と少ないかもしれません。ここでは、WEBもしくはIT業界っぽい用語をご紹介します。役立つものもあれば、そうじゃないものも・・・
アグリー
使い方はどうであれ、何となく業界っぽい匂いがするアグリーという用語。
「その意見にアグリーです。」という使い方が一般的ですが、賛成って言えばよくない?とツッコミを入れてしまいそうです。
フィックス(FIX)
(例)「トップデザイン、ついにフィックスしましたー!」
フィックス(FIX)とは、「完成」「最終決定」という意味があります。達成感に満ちあふれている人がいたら、優しくしてあげましょう。
ローンチ
言葉の意味は知っていても、実際に使っている人をあまり見たことがない用語、ローンチ。WEBサービスやアプリなどを世に送り出す際に、使います。
(例)来月、新サービスのアプリをローンチすることになりました!
よく似ているカタカナ用語で、「リリース」という言葉もあります。これは、主に情報を発表するという意味で広く使われています。
リスケ
リスケは、最初に決めていたスケジュールが何らかの理由によって変更が生じた場合に、再度スケジュールを組みなおすことです。
(例)今日はもう間に合わないから、リスケしない?
リスケばかりしていては案件が進みませんので、リスケを連呼してくる人は要注意ですよ。
スキーム
(例)この販売スキーム、真似できない?
スキームという言葉は、計画や枠組みという意味があり、販売スキームや事業スキームなど、何のスキームなのかわかるように、〇〇スキームという使い方をします。
デフォ(ルト)
「このデフォってどんな動きでした?」
ちょっとダルそうに聞いてくる人をイメージしています。(デフォルトくらい、略さず最後まで言えよ!)
失礼しました!デフォルトは、最初の形(初期設定)のことを指しています。
ホームページ制作を依頼するなら知っていて損なしのカタカナ用語
ホームページ制作を業者に依頼するとなると、情報収集や打ち合わせの中で初めて聞く用語もたくさんあります。カタカナ用語となれば、尚更チンプンカンプンなこともあります。ここでは知っていて損なし、使えるカタカナ用語を解説します。
アクセシビリティ
アクセシビリティは、障害の有無に関わらず全ての人がウェブサイトを利用できるようにする取り組みです。
文字の大きさ、ボタンの配置、様々なデバイスで問題なく閲覧できるかなどをクリアすることで、すべての人にとって使いやすいホームページとなります。
ワイヤーフレーム
制作会社の中だと「ワイヤー」だけで通じてしまうくらい、よく使われる言葉です。
ワイヤーフレームは「ワイヤー(線)」と「フレーム(枠組み)」を組み合わせた言葉で、サイトの構成や設計図ともいえます。
コーポレートサイト
コーポレートサイトは会社のことを掲載しているホームページのことです。
他にもホームページには、サービスサイト、オウンドメディア、ランディングページ、ECサイトなど種類があります。特徴などについて詳しくは以下のページをご確認ください。
・コーポレートサイト制作の基本や必要なコンテンツについて
・業種別にサービスサイトの特徴をご紹介
ランディングページ(LP)
ランディングページ(Landing Page)は、頭文字を取ってエルピー(LP)と呼ばれることもあります。
英語訳「到着する」という意味から、ユーザーが到着したページをランディングページと呼んでいます。また商品紹介などの縦長のページもランディングページと呼んでいます。
稀に「LPページ」という人もいますが、「ランディングページページ」の意味になるので、こっそりと間違っていることを教えてあげましょう。
ジーエー(GA)
(例)「今月のジーエーどうでしたか」
アクセス解析などを行う解析ツールグーグルアナリティクス(Google Analytics)のことです。まれにグーアナと呼ぶ人もいますが、ジーエーのほうが業界人寄りなので、ぜひジーエーのほうを使ってみましょう。
現在の「Google Analytics4」は「GA4(ジーエーフォー)」と言います。
メインビジュアル
ホームページの上部、最初に目につくイメージ画像のことを言います。
ちなみにメールなどではカタカナではなく「MV」と書くので、初見の人からすると、ミュージックビデオだと思うそうです。動画は流れないので注意してください(笑)
ホームページ制作会社によっては「キービジュアル(KV)」と言う会社もあります。
ファーストビュー
ファーストビューは、最初にホームページを開いたときに目に入ってくる領域(エリア)のことです。メインビジュアルと混同しやすいのですが、メインビジュアルはイメージ画像のことで、ファーストビューはエリアそのものと思っていただけると分かりやすいはずです。
ただメインビジュアルでもファーストビューでもどちらにせよ、ホームページにとって重要なコンテンツとなります。
サイトマップ
サイトマップはその名の通り、ホームページの地図で、ホームページ内にある全ページ数とその階層が一目で分かる図を指しています。
リニューアルする際には、一度すべてのページを洗い出し、サイトマップを作ることで、必要なページとそうでないページの仕分けができます。
またサイトマップをホームページ内に1ページ作っておくと、ユーザー側でもどんなページがあるのか一目で分かり役立ちます。さらに、検索エンジン側にとってもどんなページがあるのかすぐ分かるので、制作の際にはページを用意しておきましょう。
カンプ
(例)このデザインのカンプデータください!
制作会社内ではこのフレーズ、よく聞きます。デザインが完成したので、最終のデータがほしい、ということです。
ヘッダー・フッター
ヘッダー・フッターはセットでよく耳にすることが多いのではないでしょうか。ホームページの最上部と最下部のエリアのことを指しています。
ヘッダーには企業ロゴやタイトルなどが入り、フッターにはサイトマップや連絡先などが入ります。
まとめ:カタカナ用語で広がるWEBの世界
WEB業界は、常に進化し続けており、それに伴い新しいカタカナ用語が次々と生まれています。これらの用語は、WEB業界にいる人だけでなく、一般の人々にも広がり、使われるようになっています。
日々更新されるカタカナ用語
よく使われるWEB業界のカタカナ用語を解説してきましたが、おそらく半年後・1年後には情報が更新され、新たなカタカナ用語が出現してきているはずです。
またカタカナ用語の使い方によっては、知ったかぶり?と思わずにはいられなかったり、相手にイラッとすることもあるかもしれません。しっかり意味を理解して、使ってみてください。
コミュニケーションをスムーズに
カタカナ用語は、時代の流れとともに新しい言葉が次々と出てきています。
人によっては、新しいカタカナ用語をどんどん使って、何を言っているのか???という場合もありますが、適切に使えば、スムーズなコミュニケーションが取れて物事が伝わりやすくなることもあります。
特にホームページ制作がスタートして、制作会社との打ち合わせが始まると、知らないカタカナ用語がどんどん出てくる場合もありますが、分からない場合は恥ずかしがらず聞くのが一番です。
弊社ではお客様にわかりやすい言葉使いを意識しておりますが、ときどき意識高い系のカタカナ用語を言ってしまうことがあります。その際はご容赦ください(笑)