建築会社・工務店のホームページ制作

建築会社や工務店のホームページは、家を建てたい、マイホームが欲しいなどと考えているユーザーに向けてどういったコンテンツの工夫をしているのでしょうか。他社と差別化できるような魅力を表現したり、ホームページの運用に力を入れている企業もあります。
今回は、建築会社や工務店のホームページ制作についてご紹介します。

建築会社・工務店のホームページの特徴

家づくりに関わるホームページなので、幸せそうに暮らす家族の写真や、注文住宅で建てたお客様の施工事例、建築に関わるスタッフのコメントなど、家を建てたあとの暮らしをイメージできるような雰囲気が特徴です。建築会社や工務店のホームページに共通する特徴についてご紹介します。

会社の強みや魅力が伝わるホームページ

ホームページの特徴としては、自社の強みや魅力を最大限発信していることです。これはどの業種にもいえることですが、ホームページを見に来たユーザーに対して、しっかりと自社の特徴やサービス内容をアピールすることで、その後のアクションにつながります。

ホームページ内のコンテンツ

会社の強みや魅力がよく伝わるようなコンテンツとしては「初めての方へ」「選ばれる理由」が挙げられます。まだあまり会社のことを知らない人、他社と検討中の人、興味を持っている人などに向けて、「私たちは〇〇な会社です」といったメッセージを伝えます。

写真素材や動画

建築会社や工務店のホームページには、スタッフやお客様など顔が見える写真や動画がたくさん使用されています。これは写真を使うことで、会社の雰囲気を伝えることができるからです。

どんな方が働いているのか、打ち合わせに対応してくれるのはどんな人なのか、ホームページに写真を掲載することで、お問い合わせするハードルを下げることができます。

SNSを使った発信

ホームページ以外でもSNSを使って情報発信している会社もあります。おしゃれなインテリアや間取り、また家づくりに関するヒントなどを発信することによって、ブランディングやファン獲得につなげています。

またSNSからホームページへの流入も期待できます。

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また、コーポレートサイトとは別に「工法」や「コンセプト」に特化したサービスサイトを制作するのも手です。

「自然素材にこだわった家」
「アメリカンテイストな家」
「秘密基地のような家」

といったように、ニッチな需要にヒットするような商品がある場合は、コンセプトを尖らせてサイト制作することで、より求める顧客を集客することができます。

ホームページから問い合わせにつながる工夫

建築会社や工務店のホームページでは、お問い合わせ(アクション)につながる様々な工夫をしています。ホームページを見てもらって終わりではなく、次の一歩につながるコンテンツはどのようなものがあるのでしょうか。

見学会・相談会

見学会・相談会などのイベントは、多くの建築会社や工務店が実施しています。その内容については様々ですが、ホームページでどのようなイベントなのかを説明することで、お問い合わせにつなげています。

例えば、見学会・相談会というと「家を建てたい」と決めている人が見に行ったり相談に行くイメージですが、まだ建てるか決定していないけど話を聞くだけ、予算があまりない、土地を探している、など些細な相談ごとでも来てください、とアピールしている会社もあります。

誰に向けたイベントで、参加するとどんなメリットがあるか、上手くお伝えすることで、気軽に参加することができます。

資料請求

お客様の中にはイベント参加よりまずは資料を見てみたいと思う方もいます。資料は数種類用意している会社が多く、ファミリー層向け、注文住宅、リフォームなど種類が豊富なため、WEB上で一部を見せて選んでもらったり、要望を聞いてピックアップしたりと、工夫することができます。

ホームページの運用

ホームページの運用には、イベントなどの情報発信、施工事例やブログの更新、お問い合わせの対応などがあります。ホームページとSNSを連動している場合には、ホームページで情報更新したコンテンツを、各SNSで投稿するなどもあります。

新しい情報を出来るだけ早くユーザーにお知らせすることが、ホームページを運用する上で大切です。イベントやセミナー情報など日程が決まっているものについては、直前にお知らせしても、日程が合わずに来られなければ意味がないからです。

ブログなど更新するために記事を用意する必要があるコンテンツは、担当を分担したりチーム内でチェックするなど、継続して更新できるような仕組みづくりも必要です。

建築会社・工務店のホームページのコンテンツ

ホームページのコンテンツとは、掲載されている情報のことを指します。コンテンツ1つにつき1ページの場合もあれば、文章・画像・映像といくつも合わさっているものもあります。

建築会社・工務店のホームページは、どういったコンテンツがあるのでしょうか。

選ばれる理由、会社の強み

こちらは最初の章でご説明した通り、自社の魅力を伝える重要なコンテンツです。

他社にはない独自の技術、家づくりのスタンス、大事にしていること、お客様とのお約束事など、ハード面からソフト面のことまで、自由に表現できるページです。

このページを見ると、どんな会社か分かるのではないでしょうか。

施工事例

住宅業界に関わるほぼ全てのホームページには、施工事例があります。ただどれもユーザーにとって見やすいかといわれると、そうではありません。

カテゴリ分けで検索

例えば、和モダン、洋風、平屋、二世帯など、様々なニーズに応えた施工事例は、これから家を建てたい人にとって参考になります。自分の建てたい理想に近いような事例を、出来るだけ早く見つけられる導線が望ましいです。

定期的な事例更新

気になる建築会社や工務店の事例は、時間を置いて何度かホームページを確認するユーザーもいます。その際、常に新しい事例が更新されていれば、ユーザーもチェックします。しかし、常に同じ事例ばかりでは疑問に思うこともあるかもしれません。

定期的な更新により、信頼につなげることができます。

お客様の声

事例と同じく、お客様の声もとても重要なコンテンツです。お客様の声は、建築会社や工務店自身が発信する情報とは違い、お客様自身が言った感想です。言わば第三者の声となって、これからのユーザーに響きます。

どんな印象を持っていたか、スタッフの雰囲気、満足度、アフターフォローなど、実際にその建築会社や工務店で家を建てた方だから言えるコメントがあります。そういった声をコンテンツにすることで、自社の魅力に代えることが可能です。

資料請求・お問い合わせ

資料請求やお問い合わせをいただくと、メールアドレスなどの情報を送ってくれるため、建築会社や工務店とお客様との1対1でやりとりが可能となります。そのためこのコンテンツは、出来るだけ申込のハードルを低くして、簡単に手間なくフォームに情報を入力してもらう工夫が必要となります。

入力フォームについて

資料請求やお問い合わせのコンテンツには、必ずフォームシステムとなっており、個人情報を入力してもらう形になります。

住所や電話番号、お名前やメールアドレス、家を建てたい地域、希望の間取りなど、聞きたいことはたくさんありますが、入力する側としては項目が多いとストレスに感じ、申込み自体をやめてしまうこともあります。

本当に必要な情報だけを入力してもらえるよう、工夫が必要です。

フォームの最適化について、詳しく知りたい方はぜひこちらをご確認ください。

スタッフ紹介

興味のある建築会社や工務店であれば、会社の雰囲気や働くスタッフのことは気になります。スタッフ紹介というコンテンツを設けて、スタッフの顔写真とプロフィールを公開したり、担当した施工事例と紐づけて紹介している会社もあります。

会社の部門としては、営業部や設計部があったり、インテリアコーディネーターがいる場合もあります。どれくらいの規模の会社か、男女比率や年齢層など、初めてお問い合わせするお客様は様々なことが気になります。そういったことを包み隠さず情報公開していることが、信頼感や安心感へとつながります。

またこういった働くスタッフの紹介コンテンツは、採用にも生かされてきます。会社の雰囲気や働くスタッフの様子が事前に分かると、入社してからのギャップによる採用のミスマッチを防ぐことができます。

建築会社・工務店のホームページの集客について

建築会社・工務店の集客方法としては、看板やチラシ、住宅展示場などのオフラインの集客と、WEB広告やSNS、ブログ集客、ポータルサイトの登録などオンラインの集客方法があります。今回は主にオンラインのホームページ集客についてご説明します。

WEB広告やSNSを使った集客

建築会社や工務店のホームページがあれば、リスティング広告を出稿してホームページにアクセスを集めることができます。家を建てたいと考えている人で、地域を限定して建築会社や工務店を探している場合には、「工務店+地域名」で検索することが多いため、リスティング広告によってユーザーの認知度をあげることができます。また「工務店」の他にも、「一戸建て」「新築」「注文住宅」などのキーワードを設定することで、ある程度ニーズが固まったユーザーからの反響が期待できます。

SNSの運用について

WEB広告の他にも、SNSでも広告を出稿することができ、自社を知ってもらう機会を作ることができます。

またSNSを運用することによってもメリットがあります。施工事例やターゲット層が気になる投稿を続けていると、ファンになってもらえる可能性が高くなります。そういった投稿を継続することにより、会社のことを知ってもらったり、ホームページへの誘導も可能です。

ホームページからのお問い合わせ

建築会社や工務店を探しているユーザーは、検索エンジンを使って注文住宅や一戸建て、新築など様々なキーワードで検索しています。そのときに検索エンジンで上位表示されていると、ホームページを見つけてもらいお問い合わせにつながります。

つまりホームページからのお問い合わせを獲得するためには、検索エンジンでの上位表示=SEO対策が必要です。

SEO対策を踏まえたホームページ制作についてはこちらをご覧ください。

まとめ

建築会社・工務店のホームページはまず、どんな特徴のある会社なのか一目で分かるように工夫されています。ホームページ内のコンテンツや、使用している素材、SNSの発信などで、会社の印象が決まります。会社の魅力や雰囲気を感じ取ってもらい、初めての人でもお問い合わせしやすいよう工夫しています。

またホームページの運用については、各コンテンツを最新の情報に保つ工夫をしています。イベント情報などは出来るだけ早くお知らせすることで、予定を調整してもらいやすかったり、最新情報があがっていることが信頼感へとつながるからです。

建築会社・工務店におけるホームページのコンテンツ内容については、まず自社の魅力をユーザーにアピールできるコンテンツがあります。他の会社にはない独自の魅力、家を建てたい人に知ってほしい自社の特徴などを「選ばれる理由」や「コンセプト」「〇〇(会社名)とは」というコンテンツを作成し表現しています。

他には施工事例があるホームページは多いですが、事例はボリュームとクオリティーを持ってユーザーの役に立つことができます。コンテンツは存在しても、数が少なければ逆にユーザーを不安にさせてしまいます。また定期的な更新により最新の事例があれば、最近の事例や人気なども分かります。

最後に建築会社・工務店のホームページからの集客については、WEB広告やSNSを使って会社を知ってもらったり、SEO対策によってホームページにアクセスを集める方法があります。

建築会社や・工務店のホームページ制作を考えている企業様はぜひ参考にしてみてください。
クレフの建築関連ホームページ制作実績も是非ご覧ください。