【注意喚起】「投票を手伝って」近年横行するLINEアカウントの乗っ取り
無料でお見積り・ご相談承ります。
お気軽にお問い合わせください。
目次
今やプライベートの連絡だけでなく、社内のやり取りやお客様・取引先との連絡など、「仕事で日常的にLINEを使っている」という方も多いのではないでしょうか。
スマホひとつで素早くやり取りができる便利なLINEですが、仕事でも使われる機会が増えたからこそ、そこを狙ったサイバー犯罪の手口もどんどん巧妙になっています。
実は以前私の家族も、LINEの乗っ取りの被害に遭いかけました。
今回はその手口と、乗っ取りを防ぐための対策について紹介します。
始まりは1つのメッセージから
ある日InstagramのDMに、こんなメッセージが届きました。
「友達の子供が絵画コンテストに参加していて、投票を手伝ってほしい」
というメッセージとともに、コンテストのサイトだと思われるURLが送られてきました。

合わせて、丁寧に投票の仕方も送られてきました。
LINEアカウントを使って投票するようです。

……なんだかすでに日本語が怪しいような気はしますが。
この送られてきたサイトにアクセスすると、絵画コンクールのサイトが表示され、
投票のためにLINEアカウントのログインを求められるそうです。
絶対に情報を入力しないでください。
これが最近行われている乗っ取りの手口です。
「知り合いの頼みだし、ポチッと1票入れてあげるか」という親切心を利用した、乗っ取り詐欺です。
私の家族はここにLINEのIDとパスワードを入力してしまい、乗っ取りの被害にあいかけました。
焦ってアカウントを消去してしまったことで、アカウントを新しく作り直すことになり、他のSNSなどのアカウントを知らなかった昔の友人などの連絡先は消えてしまったそうです……。
ですが、なぜこんなメッセージが急に友達から届いたのでしょうか。
なぜ友人や知人からこんなメッセージが?
この被害を受けたは「見知らぬ人からの怪しいメールなら無視したけど、知り合いからのメッセージだから信じてしまった」という方がほとんどです。
では、なぜ信用できる知人がそんなメッセージを送ってくるのか。
答えは非常にシンプルで、「その友達自身が、すでにアカウントを乗っ取られてしまっているから」です。
犯人は何らかの方法でそのアカウントを乗っ取ったあと、あなたの友人になりすまし、偽の投票依頼メッセージを自動送信しています。
乗っ取られる要因は、SNSアカウントと他サービスの連携や、今回のような偽ログイン画面に気づかぬ間に情報を入力してしまったなど、様々ありますが、自分で投稿していない・送っていないメッセージがある場合は、そのアカウントは乗っ取り被害にあっています可能性が高いです。
LINEヤフー株式会社からも、このような手口についての注意喚起がされています。
参考:https://help.line.me/line/smartphone/sp?contentId=200001689&lang=ja
乗っ取り詐欺にあわないために、確認してほしいこと
まずはリンク先の確認をしよう
今回のケースだと投票先のサイトURLになりますが、送られてきたURLがそもそも正しいかどうか確認しましょう。
どれだけ仲のいい友人から送られてきたリンクでも、そのリンク先が本当に正しいサイトなのか疑うことは大切です。
今回私の家族に届いたメッセージでは、「ドコモ未来ミュージアム」の偽サイトに誘導されました。
この件で、ドコモ側からも注意喚起が出ています。
参考:https://www.docomo.ne.jp/info/notice/page/251014_02_m.html
ちなみに本物のサイトのURLは以下です。
▼ドコモ未来ミュージアムのリンク
https://docomo-mirai.tda.docomo.ne.jp/museum/
本物のサイトにアクセスすると、2026年8月時点ではまだ作品応募期間中であり、「作品への投票は受付けておりません」という文字もあります。
サイトの内容を見ていても、そもそも投票を募るようなコンクールではないということが分かります。
参考:https://docomo-mirai.tda.docomo.ne.jp/museum/contact/
届いたURLには「docomo」「mirai」「museum」といった文字はなにも含まれておらず、不規則な文字列が並んだURLでした。
なのでよく見れば怪しいサイトだとわかるのですが、家族は気づかずに開いてしまったそうです……。
正しいURLを知った状態で見比べてみると、あきらかに怪しいURLだということに気づけると思います。
もし正しいURLなのかどうか分からない場合は、直接送られてきたリンクを踏むのではなく、ブラウザを立ち上げ、そこにキーワードを打ちこんで検索を行うことをおすすめします。
今回だと「ドコモ未来ミュージアム」というキーワードを調べると、本物のサイトが出てきたり「詐欺」「注意喚起」といった関連キーワードがでてくるので、自分が送られてきたサイトは偽物かもしれないことがわかります。
「ログイン画面」や「認証コード」の入力が出たら一旦立ち止まる
今回のような投票Webサイトなどで、いきなり「LINEのID・パスワード・認証コード」の入力を求められることは基本的にありません。
投票しようとしてログイン画面が出たら「何かおかしいぞ?」と疑い、絶対に入力せずに画面を閉じましょう。
そもそも、LINEアプリがスマートフォンにダウンロードされている場合、アプリが起動しログインの許可画面が出たり、アプリから自動的にアカウント情報を取得したりというケースがほとんどのため、ブラウザでLINEのID・パスワードの入力画面が表示されることの方が珍しいです。
また二段階認証を設定している場合、万が一偽サイトにIDやパスワードを入力してしまったとしても、
スマホのショートメッセージ(SMS)に届く数字(認証コード)の入力を行わなければ、ギリギリで乗っ取りを防ぐことができますので、二段階認証の設定はかなり重要になってきます。
ですが、現在のID・パスワードなどは知られてしまっているので、変更できるところはすぐに変更を行ってください。
▼LINEが乗っ取られた可能性がある場合の対処法
参考:https://help.line.me/line/smartphone/sp?contentId=20000437&lang=ja
違和感を覚えたら「別の連絡方法」で本人に確認する
「いつもの友人と文章の雰囲気が違うな」
と思ったら、メッセージの届いたそのSNS上で返信するのではなく、別の方法で本人に連絡してみてください。
(すでに友達のアカウントは乗っ取られているため)
- LINE電話ではなく、電話番号を入力して電話をかける
- 他のSNSやメールなどで連絡を取る
- 直接本人に会った時に聞く
もし自分でLINE以外の連絡手段を持っていない場合は、共通の友人などを介して本人に聞いてもらうのも良いと思います。
「LINE乗っ取られてるかも」と教えてあげることで、友人の被害を最小限に抑えるきっかけにもなります。
乗っ取られるとどうなる?周りを巻き込む「二次被害」の恐怖
この詐欺が恐ろしいのは、単に「自分のLINEが使えなくなる」だけでは終わらない点です。
犯人は乗っ取ったあなたのアカウントを使って、さらに二次被害を引き起こそうとします。
同じような詐欺に使われてしまう
あなたのフリをした犯人が、LINEに登録されている友人や家族に対して、同じような詐欺メッセージを送りさらに被害を広めていきます。
中には、「急用で電子マネーが必要だからコンビニで買ってきて」「今すぐPayPayで送金して」と要求し、あなたの知人たちからお金を騙し取るケースも考えられます。
過去のトーク履歴や写真が盗み見られる
家族とのプライベートなやり取りや、友人と共有した写真などの個人情報が第三者に覗き見られてしまう危険性があります。
もしLINEに職場の同僚や取引先のお客様などを登録していた場合、その人たちにも詐欺メッセージが届いてしまい、仕事上の信用問題に発展するケースもあります。
まとめ
近年のネット上の詐欺は、複雑なプログラムでシステムを破るのではなく、人間の「親切心」や「焦り」といった心の隙につけ込んで、ユーザー自身に鍵を開けさせる手口へと進化しています。
しかし、相手の手口と仕組みさえ事前に知っておけば、必要以上に恐れることはありません。
・応援の依頼であっても、ログインや認証コードを求められたら一旦疑う
どんなに親しい知人からのメッセージであっても、個人情報や認証コードを入力させる画面が出たら、まずは一度立ち止まる癖をつけましょう。
・サイトののURL(アドレス)の文字列を必ず確認する
画面のデザインが本物そっくりに作られていても、画面上部にあるWebアドレスの英数字をしっかり確認すれば、偽サイトの違和感に気づくことができます。
この基本的なルールをしっかりと覚えて、ご家族や周りの大切な方にもぜひ共有してあげてくださいね。
無料でお見積り・ご相談承ります。
お気軽にお問い合わせください。

